YAMBARU ART FESTIVAL
2023-2024

ART PROGRAM / アートプログラム部門

ティーチ　カナサン

みなさん、突然ですが、これまで何枚くらいの写真を撮りましたか？
何千枚？いや何万枚？いやいやもっと？
ぱっと答えられる方は少ないかと思いますが、近年はデジタルカメラの普及もあり、かなりの枚数なのではないでしょうか。
写真は、シャッターさえ押せれば誰にでも撮れる気軽で便利なものです。
日常の中でのふとした瞬間や、誰かとの楽しい瞬間、綺麗だなと思った瞬間などなど。
理由はさまざまでしょうが、とにかく心が動いた時に写真を撮ります。
けれど、写真が本当に生きる場面というのは、写真を撮るその時ではなく、その後に写真を見返している時なのです。
もう一度質問になりますが、これまで撮った写真の中で１番大切な愛しい写真はどの１枚ですか？
写真が溢れ返る時代だからこそ、このような事を真面目に考えてみるもの良いのではないかと思い、今回は、15人のやんばるに住む方々のご協力を得て、みなさんに一生懸命取り組んで頂きました。
それぞれの方がじっくりと写真を見返して選んだ一枚を、ぜひ見て欲しいと思っています。
そして、やんばるに住む誰かの写真への愛しさが、見てくださった方にも伝わると嬉しいです。

MOVIE / 動画

PROFILE / プロフィール

浅田政志 Masashi Asada

PROFILE

写真家。1979 年三重県生まれ。 日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。 2009 年、 写真集「浅田家」(2008 年赤々舎刊)で第 34 回木村伊兵衛写真賞を受賞。 2010 年には初の大型個展、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。 PARCO MUSEUM TOKYO、森美術館、香港国際写真フェスティバ ル、道後オンセナート 2018、金津創作の森、水戸芸術館等、国内外での個展やアートプロジェクトにて精力的 に作品を発表している。 2020 年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015 年赤々舎刊)を原案とした映画 『浅田家!』が全国東宝系にて公開された。